Japanische Klassiker mit Furigana
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とうじょうのきじゅつし
塔上の奇術師/鉄人Q
江戸川 乱歩
Lesen Sie 塔上の奇術師/鉄人Q (とうじょうのきじゅつし) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 151.766 Zeichen · 303 Bildschirme
」
「よろしい。北見君はどうだね。まだ、できないのかね。」
「うん、ちょっと待って。」
北見君は、紙に数字を書いて、いっしょうけんめいに計算しました。そして、やっとできました。
「ええと、二十万四百八十八です。」
「よろしい。ふたりとも正しい答えだ。しかし、北見君は、Qよりも、一分もおくれたね。だから、Qの勝ちだよ。ハハハ……。どうだね、わしの発明した鉄人Qの頭は、すばらしいだろう。」
北見君は、いよいよ、おどろいてしまいました。そして、この鉄でできた怪物が、おそろしくなってきました。
「これは、ほんの小手しらべだよ。まだまだおどろくことがある。さあ、何をやらせようかな。うん、そうだ。将棋をさすことにしよう。Qは将棋がうまいのだよ。いつも、わしが相手になって、さすのだが、負けたり勝ったりだ。じゃあ、見ててごらん。」
おじいさんは、部屋のすみから、将棋ばんを持ちだしてきて、鉄人Qの前におき、それをはさんで、Qもいすにかけさせ、自分も、こちらがわのいすにこしかけました。
「Qはね、将棋が大好きなんだよ。わしに勝つと大よろこびで、笑いだすが、負けると、とてもふきげんになる。