Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
とうじょうのきじゅつし
塔上の奇術師/鉄人Q
江戸川 乱歩
Lesen Sie 塔上の奇術師/鉄人Q (とうじょうのきじゅつし) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 151.766 Zeichen · 303 Bildschirme
じめじめした、まっくらなほらあな。その中を、手さぐりで進んでいきました。そして、五メートルもはいった時です。二十面相はギョッとして立ちどまりました。
あなの奥のやみの中から、ギラギラ光る三つの目がこちらへ近づいてくるのです。三つ目の怪物です。
いや、怪物ではありません。どうやら、三人の人間が、トーチをてらしながらこちらへやってくるらしいことがわかりました。
「敵か? 味方か?」
二十面相は、じっと身がまえをして、待ちうけました。
ほらあなの向こうの二十面相のすみかには、たくさんの部下がいるのです。その部下が、トーチをてらして、迎えにきたのかもしれません。
三つのトーチのそばに、一つずつみょうなものがぼんやりと見えます。あっ! ピストルです! 三挺のピストルがこちらをねらっているのです。
「きさまたち、何者だっ!」
「アハハハハ……、びっくりしているな。ぼくたちは少年探偵団員だ。きみのすみかも、すっかりわかってしまった。警視庁の中村警部の一隊がふみこんで、きみの部下はみんなつかまってしまったよ。きみは、もう、ひとりぼっちだ。さあ、あなの外へ出るんだ。ぼくたちは、明智先生のさしずで、きみを待ちぶせしていたんだよ。