Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 22.923 Zeichen · 46 Bildschirme
私がもう決して彼女にはかえらないことがたしかなのも苦しいのであろう。母や父は彼等の思う通りによく、彼等の思う通り、永遠に賢く従順なる子としてのみ私が存在することを希望されるのだ。
「一生抜け切れないような借金を背負ってまでお前をアメリカへやったのは、決して此那結果を予想したからなのではないよ、つまり私の期待が大きすぎたのだろう、馬鹿な子を生んだ自分が悪いのだ。」
「何故お前は、テンダーハートが持てないのだ? 自分の主義だの何だのといって、母を泣かせて如何うだというのだ? 母を泣かせる主義なんか仕様がないじゃあないか、此那に大きな不平があっても、まだ小さい事でお前を可哀そうがって泣いて居る母の大きい海のような愛に、お前は反射しない鏡のようなものじゃあないか? え? そんな鏡は捨てしまえ。私が其位の決心が出来ないと思うと失望するよ、私には出来るのだ。
何故専政君主に仕える奴隷のように母に仕える事が出来ないのだ? 過去を考えて見るがいい、過去を。昔なら切られてしまう処だったのではないか。それを今日まで導いて来た苦痛に報ゆるのに、何だと□□! お前がたがあっちでフリーボラスな心持で知らなかっただろうが、お前方のアナウンスに対して、誰から祝が来たかと云うのだ。