Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 22.923 Zeichen · 46 Bildschirme
九月三日
十一月十二日
十一月十四日
彼の私に捧げてくれる熱情にも魅せられました。彼の童貞は、如何那内面の原因によって保たれたものだったのでございましょう。真個に真実な愛の日のためにでございましたのか、其とも、結婚する相手はなし、商売人は恐ろしいから已を得ず捨てられずにくっついて居たものでございましたろうか。
九月三日 金
今日の午後、自分達は林町から、片町十番地の小さい家に移った。体の工合は悪く、苦しいのを、暑い中俥で移って来た。此が、暫くは、自分達の家に成るのか。きたない縁側や、小さい床の間に、自分は、哀憐に似た愛を覚えた。
自分の不快は、先達中、ひどく暑い処を、無理に家さがし、道具の買集めに歩いたためなのだ。
二人きりに成って、新しい家の新しい夫婦として、向い合って食卓についた時自分達は、何とも云えない感動に打たれた。
十一月十二日 金
ヤエ子死す。
全くの頓死。大学に行く途中俥の中で二三度けいれんをした限り、で死んでしまった。去年の十一月七日出生、僅か一年と五日の生命……。
(記録は十四日より、葬儀後)
十一月十四日 日
午前十一時頃家を出て、林町へ御飯でもたべようと思って出かけた。