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Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 22.923 Zeichen · 46 Bildschirme

Aozora Bunko

十二月三十一日

〔Memoranda〕

名人を期待する。

十二月三十一日 金

此の日記を二人で持って来て呉れられた森田氏は死し、巖本さんはフランスに居る。自分は駒込片町の家で、此の日記の最後の頁を書き入れるのである。仕事は依然として相当の速度と熱とを保って年末に近づいて来た。自分の心にはせめて、今日までに第一部の稿丈も終りたい心持があった。緊張した力を張りつづけて、来年は大いに奮励する、したいのである。昨日は、最後に近い二十五枚許りを、書いた。そして今日は、母上から迎が来たにも拘らず、少し疲労した気分を励して机に終日かじり付いた。

〔Memoranda〕

1. January. しっかりと眼を瞑って、抱き合って居るうちに、浄められ、無我に入るほどの愛。その愛に励まされ、助けられて行ける者を、確かりと疑いなく見出し得た事を、私は如何程感謝するだろう。私共の我を忘れた抱擁に祝福あれ。新らしい力の加えられた年を迎えて、新年と云う、稍コンベンショナルな形式を脱して、より大きな充実を感じずには居られないのである。愛する者の上に幸あれ。

神様、私共は、貴方の前に二人のよき、神の嘉し給う子として、若し与えられたものがあるなら、それを以て己らを貫く事に致しましょう。