Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 22.923 Zeichen · 46 Bildschirme

Aozora Bunko

一月三日

一月四日

片多徳太郎氏のも……。

人間の自信と云う事を思う。各自の生活と云う事も思う。

一月三日 土

朝起こされる。お客様だと云うから、誰かと思って見ると、千枝子さんの名刺に、真個に喫驚した。此上もないよろこびのおどろきである。丸髷が美しい。レークジョージで貰った手紙で見たより、もっと幸福そうに、もっと楽しそうなのが安らかさを与える。どうぞ仕合せなように。坂本さんが帰ったあと、食堂に来ると、グランパから重い手紙が来て居た。嬉しい。真個にうれしい。何故だか真先に明けて見る気になれない。漸々、炬燵部屋まで持って来は来ても、早速読む気になれずに、幾度も幾度も、自分で妙だと思う程繰返して、My dearest love! と云う一字丈をながめる。見て居るうちに、グランパのあのいい眼が私の心の前でぴったりと眺め始めた。My dearest! 夜返事をかく。ダディーの手紙は、理智的で、何か心がつめたく成るようなものが在る。

一月四日 日

夜、久しぶりでゆっくり種々の事を話す。私共の家の事、勿論其はまだ実行されるものではなくても、自分達の巣を、自分達の思うように飾って暮す事を思うと、何と云っても楽しい心の動きを抑える事が出来ない。