Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 22.923 Zeichen · 46 Bildschirme
一月九日
一月十日
淋しい心を抑えながら、多くの本を読む。無車氏の、「第二の母」は私の書こうとして居る形式と、主人公の気分からは何か異ったものがある。国男が、いつのまにかだまって、倉知に行って、十一時に成っても戻らない。春江ちゃんに、彼が愛す事を云いはしないだろうか。運命の前に、自分は何か畏怖を感じる。
一月九日 金
昨日、フト思い出して、グランパから、手紙が来ないことを云って居るところへ、かまだが一まとめにして持って来たたばの中に、思いがけず三つも手紙が来て居るのを見た。非常にうれしかった。中に新聞の切抜きや、写真や、私が心覚えにして置いたノート等が入って居た。今度の手紙は読んで私に感謝を与えるもの許りである。ありがたいと思う。彼の大きな、深い愛に洗われて行く、安らかな、神に即いた心持は、恐らく、私ほか分らないだろう。私がFの事に就て書いたものを読んだと云うのを見て、私は淋しい心持に成った。彼は影だったのだ。真個のよきものが、私を見出して呉れるまえの、道路掃除だったのだ。彼、良人、よき鼓舞者。
一月十日 土
今日はかなり天気がよくて暖かなので、図書館へ行って、ペルシアに関する本を見てから、グランパへ手紙を書こうと思った。