Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 22.923 Zeichen · 46 Bildschirme

Aozora Bunko

一月六日

一月七日

と云うのを書いて居るその心持を不思議に思わずにはいられない、真個に。

一月六日 火

中出、パン氏が来る。中出氏は思って居たよりもよい、が悪いところもある。もっと深く大きな学問をしなければいけないのではないかと思う。あの人の中にあるものがよく育って呉れればよいと思う。パンさんも又彼の苦しみを持って居る。彼も人情の弱みに、そのやさしい弱みにまけて居る人なのではあるまいか。

国男が春江ちゃんに向っての心持を考えると、気の毒にもなり、大変な事だとも思う。どうにかして、行くべき道を自分で見出して進むようにさせてやり度いと思う。けれども私に出来るのは、只、斯うやって見たら、どうかと云って、一つの案を提供する丈の事なのである。終極に於て決するのは、生きる道を見出すのは、彼一人である。彼一人の力が、どうにか彼を導くほかないのではあるまいか。

一月七日 水

昨夜、眠る前に、国男さんの事で少し、エキサイトした故か、安眠が出来なかった。夜中に、フト眼がさめると、急に、妙な肉慾的亢奮で苦しめられて、息もつけないような気分に成った、その為だったか、夜中に人の気合がしたり、はっきりと、グランパのかえって来た夢を見たりして、起きたら、ボンヤリしてしまった。