Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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あんこくにっき

暗黒日記

清沢 洌

Lesen Sie 暗黒日記 (あんこくにっき) von 清沢 洌 (きよさわきよし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 93.322 Zeichen · 188 Bildschirme

Aozora Bunko

五月二日(水)

軽井沢に到着の日、水道をあけてくれるように町役場に依頼したが翌日くる。そして「水道の口は台所と風呂場だけあける」という。水洗便所は使わないが、洗面所だけは欲しいというと、「戰爭中は我慢してもらいます」といい、「それでグズグズいうなら、全然水道を遮断します」と頭からいう。戰爭は田舍者をも不親切にするのである。

五月二日(水)

坂本(直道)氏のところに寄る。また、たま/\鳩山一郎氏あり。ティー・タイムにご馳走になりながら、愉快に話す。そこでの話――

鈴木内閣の出現の事情――重臣会議でまず口を開いたのが東條である。彼は、「この際、戰爭を妥協で打ち切るか、然らざれば最後まで戰い拔くか、このことを決定して置く要あり。私は絶対に戰い拔くことを主張する」といった。平沼(騏一郎)がこれに和し、鈴木も同じく、「絶対に戰い拔く」といった。近衞は、「戰爭をどうするかというようなことは、後継首相の決定すべきことで、ここで論議すべきことではない」といい、岡田大將がこれに賛成した。これに対し、若槻は、「御下問されたことは首相の人選であるから、その他のことは問題外だ」と述べた。