Japanische Klassiker mit Furigana
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あんこくにっき
暗黒日記
清沢 洌
Lesen Sie 暗黒日記 (あんこくにっき) von 清沢 洌 (きよさわきよし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 93.322 Zeichen · 188 Bildschirme
八月六日(日)
八月七日(月)
八月八日(火)
八月六日(日)
新聞は東京で購読していたという切符を出さねば買えず。ここではラジオのみがたよりだ。
日本兵の頭蓋骨をアメリカの少女が机の上に置いている――そんなことを高田市太郎君(毎日新聞記者)が米国の鬼畜として放送した。近ごろ盛んに対米敵愾心を煽っている。敵愾心が思う通りに出ないのか。それとも内部への注意を外に向けんとするのか。
八月七日(月)
東京に帰る。一日雨降る。
頭山満に対する非難、その方面の陣営から聞く。いわく、巨額の金を東條に与えていたとか、その長男秀三は特殊技能者ということで、徴兵をまぬがれているとかいうのである。頭山自身も憂国者顏などできた義理でなく、軍部にもおべんちゃらを言っているというのである。ゴロツキ万歳の世の中だ。笹川良一とかいう国粹同盟の親分は、何千万円の財産家だという。右翼で金のうならぬ男なし。これだから戰爭はやめられない!
八月八日(火)
小磯首相、ラジオで放送。何を言っているかわからぬ。「天皇に帰一し奉る」というのが結論だが、それは何を意味するものだ。これぐらい判ったようで、わからない文字はない。
八月十日(木)
近ごろの新聞は盛んに「日本人の頭蓋骨」