Japanische Klassiker mit Furigana
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あんこくにっき
暗黒日記
清沢 洌
Lesen Sie 暗黒日記 (あんこくにっき) von 清沢 洌 (きよさわきよし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 93.322 Zeichen · 188 Bildschirme
四月二十三日(月)
四月二十四日(火)
四月二十五日(水)
四月二十六日(木)
四月二十三日(月)
赤軍ベルリンに突入す。最後までナチはふみとどまり玉碎。かかる戰爭方法が賞讃さるべきか。無條件降伏を強制した米、英の戰法も將來批判されるであろうが、玉碎戰法もまた後世史家の論題たらん。
東洋経済の評議員会に出席。蝋山君のいうところでは、重光は留任を運動したるよし。また彼は首相の地位を狙ったともいわれる。
四月二十四日(火)
沓掛までの切符を二枚入手。各方面へのお礼で沓掛への切符一枚が五十円ぐらいにつく。窓口の出札掛りはこうしたお礼を公然とるよし。
四月二十五日(水)
午前五時半、予定のごとく沓掛着。井出君の家にて朝食のご馳走にあずかり、山莊に至る。
四月二十六日(木)
暸とともに畠に着手。井出君のところに馬鈴薯のタネイモと堆肥をもらいに行く。僕は大八車を曳いて帰る。途中で馬糞を一つ拾う。生憎く拾いとるものがないので、手でつかんで車に入れる。女学生が通るので、さすがに手づかみにするのが恥かしく、近くの紙きれを使う。だが、女学生たちも紳士の馬糞拾いは珍しくないらしく、振りかえっても見ない。
馬糞を拾いながら、こうすることが国家や社会のためかと思う。