Japanische Klassiker mit Furigana
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あんこくにっき
暗黒日記
清沢 洌
Lesen Sie 暗黒日記 (あんこくにっき) von 清沢 洌 (きよさわきよし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 93.322 Zeichen · 188 Bildschirme
一月二日(火)
一月八日(月)
一月九日(火)
それから婦人の地位をあげることも必要だ。
一月二日(火)
新聞には「日本兵が強い」「日本は敗れない」というような電報ばかり載せている。米国海軍長官フォレスタルがそう言ったとか、海軍次官がそう報告したとか――今日はロイテルのキムテという記者が、日本はまだ強いから戰爭建直しをせよと言ったことを特筆す。昔から讃められてばかりいなければ安心しないのが、日本人の特徴、とくに軍人の特徴だ。敵がこのような言を吐く心情なり、考え方なり、いっさい知ろうとしない。
一月八日(月)
東洋経済の評議員会あり。そこへ作田(高太郎)君(衆議院議員)きたる。
同君は戰爭そのものについては、非常に樂観的だ。ドイツがうんと頑張る。すでに米軍の損害は大だ。比島で戰爭をグッとやっつければ、米国の人種構成上の弱点がでるというのである。彼らはそれで参るというのだ。
この樂観は、なお日本の最大多数の認識だ。洩れ承れば、皇室のお方々も極めて樂観的であられる由。何人もそういう風にしか申上げないのである。
一月九日(火)
外務省で高柳君に逢い、帝国ホテルで夕飯を共にす。
沢田外務次官が高柳君に言った。