Japanische Klassiker mit Furigana
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はいいろのきょじん
灰色の巨人/魔法博士
江戸川 乱歩
Lesen Sie 灰色の巨人/魔法博士 (はいいろのきょじん) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 156.085 Zeichen · 312 Bildschirme
「ちょっときゅうくつだが、目かくしをさせてもらいますよ。」
灰色の巨人の手下らしい男が、そういって、黒い手ぬぐいのようなもので、園井さんの目のところをしばってしまいました。園井さんに、いく先をさとられない用心です。
その自動車が、どこかへ走りさってしまって、五分ほどすると、うしろの方から、また、べつの自動車がやってきました。そして、灰色の巨人の自動車がとまっていたへんで、ピッタリ停車しました。
見ると、その運転席には、明智探偵がハンドルをにぎっています。うしろの客席には、小林少年と、大きなシェパードのイヌがのっていました。
明智は、車をとめると、注意ぶかくあたりを見まわして、あやしいものがいないことを、たしかめてから、自動車のそとに出ました。それを見ると、小林少年も、シェパードの綱を引いて、車からおりました。
「シャーロック、しっかりやってくれよ。こんやは、おまえが主人公だ。うまくいくかいかないか、おまえのはなしだいなんだぞ。」
明智探偵はイヌの頭をたたいていい聞かせました。シャーロックというのは、このシェパードの名まえです。明智が知りあいの愛犬家から借りだしてきたもので、警視庁にもよく知られた有名な探偵犬なのです。