Japanische Klassiker mit Furigana
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はいいろのきょじん
灰色の巨人/魔法博士
江戸川 乱歩
Lesen Sie 灰色の巨人/魔法博士 (はいいろのきょじん) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 156.085 Zeichen · 312 Bildschirme
びっくり箱
魔法博士は、あきれたように、腕ぐみをして考えこんでしまいました。
びっくり箱
そこで、またしても、広い地底世界の大捜索がはじまりました。二十人の部下のうち、七人は怪人のために麻酔剤をかがされたので、やくにたちませんが、残っている黒覆面の部下が、手わけをしてさがしまわったのです。
魔法博士の黄金怪人も、三人の部下をつれて、地底の洞窟をさがしました。あのインド奇術をやってみせた広い洞窟です。しかし、そこにも、あやしいものは見あたりません。
すると、そのとき、洞窟の入口の向こうから、「わーっ。」という声が聞こえてきました。そして、ひとりの部下が、あわただしく、かけこんできました。
「先生! いました。金いろのやつが、あらわれました。いま、みんなで追っかけているところです。すぐに、おいでください。」
魔法博士は、それをきくと、「よしっ」と答えて、いきなり、かけだしました。
うす暗い岩の廊下をまがっていきますと、向こうに、黒覆面の部下たちがむらがっていて、黄金怪人を、両方から、はさみうちにしていることが、わかりました。
魔法博士の黄金怪人は、部下たちをおしのけて前に出ました。