Japanische Klassiker mit Furigana
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はいいろのきょじん
灰色の巨人/魔法博士
江戸川 乱歩
Lesen Sie 灰色の巨人/魔法博士 (はいいろのきょじん) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 156.085 Zeichen · 312 Bildschirme
きちがい怪人
」
と、なんだか、きみの悪いことをいいました。そして、
「きみたちは、あっちへいってもよろしい。わしは、ちょっと、明智に話がある。そのかぎを、こちらへ、よこしなさい。」
黒覆面が、かぎを黄金怪人にわたしました。
「よろしい。みんな、じぶんの部屋へ、帰りなさい。」
四人の黒覆面は、命じられたとおり、牢屋の前から立ちさっていきました。あとには、黄金怪人が、ひとりだけ残ったのです。
怪人は、いま、「明智をきたえてやる。」といいましたが、いったい、どんなことをするのでしょうか。なにか、拷問のような恐ろしいことを、はじめるのではないでしょうか。
きちがい怪人
それから、四―五時間たって、夜の明けるころでした。魔法博士の二十人の部下は、あるものは地上の部屋に、あるものは地底の部屋に、ひと部屋にふたり、または三人ずつ、ベッドをならべて眠っていました。
しかし、みんな眠っているわけではありません。こうたいで、ひと部屋からひとりずつ、広い地底の岩の廊下を、すみからすみまでまわり歩いて、警戒しているのです。明智探偵や三少年の、とじこめられている部屋の前も、ときどき、その黒い覆面が通りかかります。