Japanische Klassiker mit Furigana
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はいいろのきょじん
灰色の巨人/魔法博士
江戸川 乱歩
Lesen Sie 灰色の巨人/魔法博士 (はいいろのきょじん) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 156.085 Zeichen · 312 Bildschirme
」
中村警部がいいますと、明智は、うなずいて、
「そうだよ。けさもこの穴から出てきたやつがある。ぼくはそいつをとらえて、その男の服をきて、賊の手下にばけて、賊のすみかへ、しのびこんだのだ。そして、にせの宝冠と、ほんものの宝冠と、とりかえてきたんだ。そのときの賊の手下は、そのまま、ここの警察の留置場にほうりこんであるよ。
あの穴をはいると、せまいトンネルのような地下道が、大仏の下までつづいている。そこに広い部屋があって、賊の首領がいるんだ。長い白ヒゲをはやした、じいさんだよ。きみたちは、そいつをとらえてくれたまえ。部下もいっしょに、つかまえるんだね。いま、あすこにいるのは、三人か四人ぐらいのものだ。ぼくは、ほかに、ちょっと仕事があるので、ここでわかれるよ。」
「え、きみはどっかへ、いってしまうのか。」
警部が、おどろいて聞きかえしました。
「うん、むろん灰色の巨人にかんけいのある仕事だよ。それはね……。」
明智は警部の耳に、なにごとか、ささやきました。すると、警部は、いよいよ、おどろいた顔になって、
「ふうん、きみは、そこまで、しらべたのか。いつもながら、ぬけめがないね。