Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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はいいろのきょじん

灰色の巨人/魔法博士

江戸川 乱歩

Lesen Sie 灰色の巨人/魔法博士 (はいいろのきょじん) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 156.085 Zeichen · 312 Bildschirme

Aozora Bunko

だれかにつれさられるとき、これを、ひとつひとつ、道に落としておいて、あとから、さがしにくる人の目じるしにしようというわけだね。フフフ……、どうだ、よく知っているだろう。じつは、わしも、B・Dバッジを、すこしばかり持っているのだよ。これを見たまえ。」

黄金怪人は、そういって、どこからか、ひとにぎりのB・Dバッジをとりだし、それをテーブルの上に、バラバラと、こぼしました。たしかに、少年探偵団のバッジです。これは、いったい、どうしたというのでしょう。怪人がB・Dバッジを、こんなにたくさん持っているなんて、おもいもよらないことです。

「ウフフフフ……、ふしぎそうな顔をしているね。ほら、みたまえ、にせものじゃないよ。ちゃんと、裏に団員の名まえが、ほりつけてある。読んでみるよ。イ、ノ、ウ、エ、うん、井上だな。それから、こちらは、ノ、ロ、野呂だよ。ウフフフ……、どうして、このふたりのバッジが、わしの手に、はいったとおもうね。」

怪人は、三日月がたの口を、へんなふうにゆがめて、さもたのしそうに笑いました。

「おい、あのふたりを、ここへ、ひっぱってくるんだ。」

怪人は、黒覆面の部下に命じました。