Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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はいいろのきょじん

灰色の巨人/魔法博士

江戸川 乱歩

Lesen Sie 灰色の巨人/魔法博士 (はいいろのきょじん) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 156.085 Zeichen · 312 Bildschirme

Aozora Bunko

また、出入り口も、赤レンガの建物だけでなく、小林君たちのもぐりこんだ原っぱの穴があります。

そういう広いふくざつな、場所をさがすのですから、たいへんです。二十人の部下が手わけをして、大きな手さげ電灯をてらしながら、あけがたまでかかって、すみからすみまでしらべましたが、黒い怪物は、どこにもいません。どうしても、みつけだすことができないのでした。

とうとう、夜があけてしまったので、捜索はいちおう、うちきることにしましたが、魔法博士は、明智がしのびこんだと信じていましたので、すみかの中ばかりに気をとられ、外のことが、おるすになっていました。

それが、明智の思うつぼでした、明智は魔法つかいのようなふしぎな方法で、身をかくしながら、そのつぎの晩には、またふたりの黒い怪物を、博士のやしきの中へひきいれたのです。こんどは邸内に明智がいるのですから、しのびこむのは、わけがありません。真夜中に、明智のひらいてくれた窓から、そっとはいりこんで、どこかへ、姿をかくしました。ふたりとも、頭から黒いきれをかぶった、おばけのような人間でしたが、ひとりは、明智と同じくらいの大きさ、ひとりは、子どものように小さい姿でした。