Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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はいいろのきょじん

灰色の巨人/魔法博士

江戸川 乱歩

Lesen Sie 灰色の巨人/魔法博士 (はいいろのきょじん) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 156.085 Zeichen · 312 Bildschirme

Aozora Bunko

きみはゾウをはなって、ぼくらを、ふみ殺させようというのだろう。それもちゃんと手配がしてある。あのゾウは、警官と、警察からつれてきたゾウ使いに、番をさせてある。きみなんかを、近よらせるものじゃない。」

それをきくと、かけだしていた魔法博士が、はっとして、立ちどまってしまいました。明智は、いっそう声をはげまして、さいごのとどめをさしました。

「魔法博士! きみが何者だか、ぼくが知らないとでも思っているのか。ぼくに、これほどのうらみをもっているやつは、ほかにはない。きみは、二十面相だっ! それとも四十面相と呼んだほうがいいのか。きみはなんどつかまえても、うまく刑務所をぬけ出して、しょうこりもなく、ぼくに復讐をくわだてる、執念ぶかい悪魔だっ! しかし、もう運のつきだっ! おとなしく、つかまるがいい。」

正体をあばかれた魔法博士の二十面相は、ぎょっとして、立ちすくみましたが、そんなことで、かぶとをぬぐやつではありません。

いきなり、こんどはまた、別のほうへかけだしました。警官たちは、「それっ」と、あとを追い、二十面相の黄金怪人にくみつきましたが、相手は死にものぐるいの悪魔です。