Japanische Klassiker mit Furigana
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はいいろのきょじん
灰色の巨人/魔法博士
江戸川 乱歩
Lesen Sie 灰色の巨人/魔法博士 (はいいろのきょじん) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 156.085 Zeichen · 312 Bildschirme
探偵団の少年たちは、みんなのっぽですから、足の長さは一寸法師のばいもあります。それでいて、なかなか追いつけないのです。四人の少年は、いきをきらせて走りつづけました。
一寸法師は、にぎやかな通りをさけて、さびしいほうへ、さびしいほうへと走っていきます。おとなの人が通ったら呼びかけて、つかまえてもらおうと思うのですが、あいにく、だれも通りかかりません。
まっ暗な大きな森がありました。神社の森です。一寸法師はその中へ、逃げこみました。
さあ、たいへんです。神社の中はひろびろしていて、そこに大きな木が、いっぱい茂っています。どこにでも、かくれるところがあります。
少年たちは、その広い境内を、あちこちと、さがしまわりました。しかし、一寸法師は、どこにもいないのです。あいつは、木のぼりが、うまいようですから、ひょっとしたら、大きな木にのぼって、かくれているのかもしれません。しかし、何十本とある木を、一本ずつのぼって、さがすことなど、とてもできません。もうあきらめるほかはないのでしょう。
「だが、もしかしたら、境内を通りぬけて、神社のうらのほうへ逃げたかもしれない。