Japanische Klassiker mit Furigana
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はいいろのきょじん
灰色の巨人/魔法博士
江戸川 乱歩
Lesen Sie 灰色の巨人/魔法博士 (はいいろのきょじん) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 156.085 Zeichen · 312 Bildschirme
一寸法師のゆくえ
だいの上にうずくまっています。そのあたりはいうまでもなく、森の立木の中、社務所の建物の中、社殿の中、のこるくまなく、しらべました。中村警部は、社務所の神官にたのんで、一年に一度しかひらかない、社殿のおくの扉までひらかせてみました。社殿や社務所や堂のゆかしたもしらべました。
中村警部と三人の刑事と、小林君たち五人の少年のほかに、むこうがわの入口に、見はりをつとめていた十人の少年のうちの五人が、ちゅうとから捜索にくわわったので、少年団員は十人です。それだけの人数で一時間あまりもさがしにさがしても、宝冠の少女は、どこにも発見することはできませんでした。神社への三つの出入り口は、警官と少年団員とで見はっていましたし、神社の森をかこむ土塀の外にも、警官や少年が行ったりきたりしていたのですから、少女が神社のそとへ逃げだすことは、ぜったいにできなかったのです。たしかに、中にいたのです。それが、こんなにさがしても、見つからないのですから、じつにふしぎというほかはありません。あの少女は忍術でもつかって、姿を消してしまったのではないでしょうか。
一寸法師のゆくえ
中村警部は、ひとまず捜索をうちきって、明智探偵ののこっているサーカスの中へ、ひきあげることにしました。