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Japanische Klassiker mit Furigana

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さんごくし

三国志

吉川 英治

Lesen Sie 三国志 (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 161.356 Zeichen · 323 Bildschirme

Aozora Bunko

四

当然、戦争になった。

(おれが予章の大守だ)

(いや、おれのほうこそ正当な太守だ)

という変った戦いである。

朱皓のほうには、窄融だの劉などという豪族が尻押しについたので、玄はたちまち敗戦に陥り、南昌の城から追いだされてしまった。

少年の孔明や弟の均は、このとき初めて、戦争を身に知った。

叔父の一家とともに、乱軍のなかを落ちて、城外遠くに屯して、再起を計っていたが、或る夜、土民の反乱に襲われて、叔父の玄は、武運つたなく、土民たちの手にかかって首を取られてしまった。

孔明は、弟の均を励ましつつ、みじめな敗兵と一緒に逃げあるいた。――叔母も身寄りもみな殺されて知らない顔の兵ばかりだった。

四

その頃、潁川の大儒石韜は、諸州を遊歴して荊州にきていた。

由来、荊州襄陽の地には、好学の風が高く、古い儒学に対して、新しい解義が追求され、現下の軍事、法律、文化などの政治上に学説の実現を計ろうとする意図が旺であった。

林泉あるところ百禽集まるで、自然、この地方に風を慕ってくる学徒や名士が多かった。潁上の徐庶、汝南の孟建なども、その輩だった。

叔父の玄を亡い、頼る者とてなく、年少早くも世路の辛酸をなめつつあった孔明が初めて、石韜の門をくぐって、