Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

おうべいかっこく せいきょうにっき

井上円了・世界旅行記

井上 円了

Lesen Sie 井上円了・世界旅行記 (おうべいかっこく せいきょうにっき) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 260.015 Zeichen · 519 Bildschirme

Aozora Bunko

三四、ルターの遺跡を見る

三五、カントの墓所

(雨一過して春風のなか野のつつみに入る。濃いかすみに水ぬるみ、多くの花が香る。寒暖のくりかえすこと、なんと落ちつきもなく、昨日は冬衣、そして今日は夏の装いとなる。)

欧州の気候はすべて冬夏二季のみにて、春と秋との季節なし。ゆえに、四、五日の間に急に冬より夏に移り、昨日は冬衣、今日は夏装を見るなり。

三四、ルターの遺跡を見る

五月六日、ウィッテンベルクに至り、ルターの遺跡および遺物を拝観し、大いに感ずるところあり。

読史曾驚革命初、憤然焼棄法王書、今人追慕翁余徳、此地猶存旧草廬。

(歴史を読んで、かつてその革命の初めに驚いた。憤然として法王の書を焼きすてたのである。いま人々はルター翁の徳を慕い、この地にはなおもと住んだ建物が残されている。)

かかる新教開立の霊場なるも、当日、余のほかに一人の参拝者を見ざるは奇怪なり。また、ルターの銅像の周囲に、牛肉、野菜等の露店を設け、実に殺風景を極む。これ、東西宗教の相違せる一斑を見るに足る。

三五、カントの墓所

五月七日、早朝ベルリンを発し、午後七時、ドイツ北部の一大都会たるケーニヒスベルクに着し、ここに一泊す。当地は碩学カント先生の郷里なり。