Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ひかりはかげを
光は影を
岸田 国士
Lesen Sie 光は影を (ひかりはかげを) von 岸田 国士 (きしだくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.262 Zeichen · 276 Bildschirme
なにも、兄弟だからつて、特別な関心を持ち合う必要はないさ。偶然おんなじ両親をもつたつていうことだけで、お互い、なんの責任も負つてやしないんだからね」
「うむ、そういう考え方も成り立つだろう。自然の情愛だけが肉親を結びつけるんで、君がもしそれを否定するなら、おれはもう、なんにも言わないよ。たゞ、念のためにきいておくが、君は、おれや、おやじに対してある種の反感をもつているとしても、おふくろや女きようだいに対しては、もつと別な感情をもつてやしないか?」
「…………」
「ことに、おふくろを悲しませることが、君は平気でできるかい?」
「そんな問いに答える義務はないよ」
「義務はないさ。君が自分の心にそむき、自分を誤魔化していなけれや、それでいゝんだ」
「…………」
「この家を出て、ひとりの生活をするという、たゞそれだけの目的なら、もつとほかにやり方がありやしないかい? おやじはなかなか説得できなくつても、せめて、おふくろだけは、しかたがないと諦めさせる手段はなくはないと思う。それも、君は、めんどうだというのかい?」
「めんどうよりなにより、そんなことして、らちがあくもんか。