Japanische Klassiker mit Furigana
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とうじょうのきじゅつし
塔上の奇術師/鉄人Q
江戸川 乱歩
Lesen Sie 塔上の奇術師/鉄人Q (とうじょうのきじゅつし) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 151.766 Zeichen · 303 Bildschirme
」
そこで、ふたりは塔の外に出て、四方の壁の長さをはかりました。それも手帳に書きとめて、塔の内がわと、外がわの壁の長さをくらべてみますと、つぎのようになりました。
図1
小林少年は、丈吉君にこの数字をしめしながら、
「ほら、よくごらん。まず左のはじの『外がわ』のらんを見ると、東、西、南、北とも、みんな五メートル六〇センチで、塔の外がわは、まっ四角だということがわかる。
ところが、内がわは、東と西が、四メートル三〇センチで、南と北が五メートルだから、七〇センチもちがいがある。これを図にかくと、こんなふうになるよ。
図2
いいかい、東と西と南には、どの階にも、小さな窓がついている。五階には窓はなくて、時計の文字ばんがついている。そして、北がわだけは、どの階にも窓がない。文字ばんも、北がわにはついていない。ぜんぶ、壁なのだ。
窓のある東、西、南の壁のあつさは、見ればわかるとおり、どれも三〇センチぐらいだ。だから図にかくと、こんなふうになって、北がわの壁が、うんとあつくないと、計算があわなくなる。いいかい、この図で、外がわの五・六メートルから内がわの四・三メートルをひくと、一・三メートルのこる。