Japanische Klassiker mit Furigana
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とうじょうのきじゅつし
塔上の奇術師/鉄人Q
江戸川 乱歩
Lesen Sie 塔上の奇術師/鉄人Q (とうじょうのきじゅつし) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 151.766 Zeichen · 303 Bildschirme
みんな、かしこい少年たちですから、なにもいわなくても、その意味がちゃんとわかったのです。そして、小林君とポケット小僧は、すばやくベッドの下へもぐりこみました。
部下のやつはもうはずれているかぎあなへ、かぎをいれて、ガチャガチャやっていましたが、
「おや、へんだぞ。おれは、さっき、かぎをかけるのを、わすれたのかな。」
と、ふしぎそうに、つぶやきながら、ドアを開いて、ヌッと、はいってきました。手には、大きなおぼんに、晩御飯をのせて、持っています。
ガチャンと、おそろしい音がしました。部下のやつは、あの絹糸に足をとられて、ころんだのです。おぼんが投げだされ、御飯や、おつゆが、あたりにとびちりました。
「そらっ。」
小林君のかけ声で、四人の少年は、一度に、倒れている部下に、とびかかっていきました。
部下のやつは、ころんだとき、どこかを打ったらしく、起きあがる力もなく、たちまち、両手、両足を、しばられてしまいました。助けを呼ぼうにも、ポケット小僧が、さっきの四つのハンカチをまるめて、口の中へ押しこんだので、声を出すことができません。
「よし、このまに、きみたちふたりを、裏口にいるおまわりさんに、わたすことにしよう。