Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
とうじょうのきじゅつし
塔上の奇術師/鉄人Q
江戸川 乱歩
Lesen Sie 塔上の奇術師/鉄人Q (とうじょうのきじゅつし) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 151.766 Zeichen · 303 Bildschirme
怪エレベーター
すると、いままでじっとしていた大蛇が、あのまっかな口をひらいて、いきなり小林君と三千代ちゃんの方へ、おどりかかってくるのでした。
怪エレベーター
大蛇のまっかな口が、ふたりの目の前にせまった、ちょうどそのときです。
森の向こうの方で、パーンという、おそろしい音がしました。ピストルの音です。
鉄人Qも、小林君も、三千代ちゃんも、おどろいて、その方を見ました。
立ちならぶ木の幹を、ぬうようにして、大ぜいの人びとが、かけつけてきたのです。
案内役は、赤い女の子の服を着て、一つ目小僧の仮面を、こわきにかかえたポケット小僧です。それにつづいて、制服や背広のおまわりさんが六人、みんなピストルをにぎっています。そのうちのだれかが、さっき、空砲をうって、鉄人Qをびっくりさせたのです。
「鉄人Q、もう逃がさないぞっ。ぼくは警視庁の中村だっ。」
先にたった背広の人が、どなりつけました。鬼警部と呼ばれている中村捜査係長です。明智探偵の親友で、いつも明智といっしょに大捕物をする人です。
「ワハハハ……、中村警部、とうとうやってきたな。だが、おれはつかまらないぞ。おれには、いつでも、おくの手があるんだ。