Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 22.923 Zeichen · 46 Bildschirme
五月二十四日
五月二十七日
五月二十九日
愛すると思うものに対して、或瞬間に起る憎悪は、敵に対してよりも激しい。嘗て自分の魂を盗んだと思うから。
五月二十四日 月
或ものに不平を持った場合、我々のとるべき道は二つある。一つは、其を全然否定してしまうことと、他は、その価値を肯定的に予想して、現在の不平を堪えることとである。
(貴方はいつも私のために自分を犠牲にすると云って下さいます。ありがとう。けれども、彼女のために犠牲に成る自分の苦しさを察して下さいと叫びながらして下さる献身が犠牲でしょうか、其が真個の献身でしょうか?)
五月二十七日 木
自分が主な動機を与えて、或人の運命を変更させた場合、自分は其に対してどの位の責任を持たなければならないのか、愛は事業である。人の心の奥底をためす試金石である。
私が彼を愛した。彼と結婚する。彼の内に不満を見出して苦しむ。が、その不安をとりのけてくれるものは誰か? 自分である。自分が手を引っぱって或生活から踏み出させて置きながら、其を放擲するということは、自分の真心として□るべきではないことを知る。
五月二十九日 土
四五日前、仕事を始めかけると、泥棒に来られたり、お祖母様に来られたり、風を引いたりして以来、どうもうまく気がまとまらない。