Japanische Klassiker mit Furigana
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あんこくにっき
暗黒日記
清沢 洌
Lesen Sie 暗黒日記 (あんこくにっき) von 清沢 洌 (きよさわきよし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 93.322 Zeichen · 188 Bildschirme
一月十一日(木)
一月十二日(金)
東洋経済に外相と首相が仲が惡いように書いてある。清沢君が書いたらしいが、そんなこと書かれて、大臣が迷惑している。外務省に関係あるものが、そんなことを書かれては困ると。
これは恐らく蝋山君の書いた「外交の在り方」というのを指すのだろう。僕は憤慨して、「僕は外相も次官も批判しようと考えていたところだ。国家のために是なりと考えることを書いて、なぜ惡いのだ。重光がプテー・ビューロクラットを採用するところを見て、彼の外交家としての度量が疑われる」と少し激しく言った。
一月十一日(木)
大熊君の遺物整理中、重光の書いたタイプの本あり。ロンドンで書いたものとのことだ。こんなことが好きと見ゆ。一応の見識がある。ただ、つとめてポイントに触れぬところが能吏か。
一月十二日(金)
毎晩、空襲の來ない日とてはない。最初は防空壕に入った近所のものも、いまや誰しも入るものがない。馴れたのと、また一つはそんなことばかりやっておられないのである。
新聞は盛んに「強力政治」ということを言い出した。ドイツのように「根こそぎ動員」をやれといったようなことである。ただ動員すればよいと思っているらしい。