Japanische Klassiker mit Furigana
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まつのみさおびじんのいきうめ
松の操美人の生埋
三遊亭 円朝
Lesen Sie 松の操美人の生埋 (まつのみさおびじんのいきうめ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 88.963 Zeichen · 176 Bildschirme
所へ、お娯みと云って引ずり出してお遣なさい、貴方は人が好いからいけません」
蘭「大層遠いそうで」
兼「私はお祭の時往って知っております、竹ヶ崎と云うのは法華寺のある所で、舟で行くと直です。入らっしゃい」
蘭「そう、舟は恐かないかね」
兼「なに今時分は北風が吹くと船頭に聞いておりますから直に往かれます、そして追風で宜うございます、高輪から乗ると造作はございません、入らっしゃいましよ/\」
蘭「往き度いが道も知れないから」
兼「入らっしゃいよ私が御一緒にお付き申しますから」
蘭「かねが往って呉れゝば」
兼「入らっしゃいまし」
と無理に勧めるのは、小兼は江戸屋半治に逢いたいからで、お蘭もそんなら往こうと、下女へ話して急に着物を着替え小紋縮緬の変り裏に黒朱子に繻珍の帯をしめて、丸髷の後れ髪を撫あげ、白金を出まして、高輪の湊屋と云う船宿から真帆を上げて参りますと、船は走りますから横須賀へ着きましたのは丁度只今の二時少々廻った頃、それから多度村へ出てなだれを下りて往くと鎌倉へ出る、此方へ参れば倉富へ出る、鎌倉道の曲り角に井桁屋米藏と云う饅頭屋があって蒸籠を積み上げて店へ邪魔になる