Japanische Klassiker mit Furigana
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まつのみさおびじんのいきうめ
松の操美人の生埋
三遊亭 円朝
Lesen Sie 松の操美人の生埋 (まつのみさおびじんのいきうめ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 88.963 Zeichen · 176 Bildschirme
があります。ずいと入ろうとは思ったが、また彼是手間取れると半治に逢うのが遅くなるから、
兼「あの恐入りますが私はこれから下りますよ」
蘭「もう少し往っておくれ、何だか私ア間が悪いよ」
兼「なにお間の悪い事がありますものか、これア貴方のお家ですものを、私はまた上りますから御免なさい」
と気がせくからはら/\と外へかけて出ました。
蘭「あれまア兼が」
と暫く其方を見送って居ましたが、何時まで立っても居られませんから、徐々と門の中へ入りました。だが矢張り極りが悪く若し間違やアしないか、誰か居るかと見ると、長治という下男が掃除をして居る。
長「おや、御新造様」
蘭「長治お前まで来たっ切りで」
長「これはどうも思い掛けない、何うして、へゝえ何ですか芳町の小兼が、そうで」
蘭「お前までが嫌って帰って呉れないから、家ア女ばかりで心細くっていけないから、漸く来たのだよ、すこしも便りをしないのは余りで」
長「私も此方へお供をして参りましたが、何分御普請が此の通りで埓が明きませんし、建前が済んで造作になってから長くって、折角片付いてもまた御意に入りませんで、又打毀して新規に仕直すなどいう