Japanische Klassiker mit Furigana
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はいいろのきょじん
灰色の巨人/魔法博士
江戸川 乱歩
Lesen Sie 灰色の巨人/魔法博士 (はいいろのきょじん) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 156.085 Zeichen · 312 Bildschirme
正体をあばかれた四十面相は、そうなると、もう、ずぶとく落ちついて、笑いだしさえしました。
「ウフフフ……、こいつは、おどろいた。さすがは名探偵だねえ。だが、どっちが勝ったかということは、まだわからないぜ。ところで、きみはヘリコプターを操縦している。ハンドルから手をはなしたらきみもおれも、おだぶつだ。それにひきかえ、おれのほうは、両手が自由なんだからね。どうやら、こっちに、勝ちめがありそうだぜ。ほら、これだ。」
四十面相は笑いながら、ポケットから、ピストルをとりだして、明智のわきばらにさしつけました。
「ハハハ……、とうとう、とび道具とおいでなすったね。きみは人殺しは、ぜったいにしないと、いばっていたじゃないか。だから、きみはピストルはうてないのだ。うっても、たまのほうで、えんりょしてとび出さないのだ。ハハハ……、よくそのピストルをしらべてごらん。たまがはいっているかね。」
四十面相は、それをきくと、ハッとして青くなりました。そして、いそいでピストルをしらべましたが、どうしたわけか、たまは一発も、はいっていないことがわかりました。
「ハハハ……、どうだね。