Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
はいいろのきょじん
灰色の巨人/魔法博士
江戸川 乱歩
Lesen Sie 灰色の巨人/魔法博士 (はいいろのきょじん) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 156.085 Zeichen · 312 Bildschirme
煙のように
長い鼻が、ヌーッとノロちゃんの方へ、のびてきました。
ノロちゃんが、逃げながら振りむきますと、うす黒い、ぐにゃぐにゃしたゾウの鼻が、すぐ目の前にせまっていました。
「キャーッ、たすけてくれ……。」
ノロちゃんは、まっさおになって、恐ろしい叫び声をたて、もう、逃げる力もなくなって、その場に立ちすくんでしまいました。
ゾウの鼻は、大きなヘビのように、ノロちゃんのからだに、巻きついてきました。そして、ぎゅっとしめつけられたかとおもうと、ノロちゃんは、もう宙に浮きあがっていました。
「ワ、ワ、ワ、ワ……。」
ノロちゃんは、気でもちがったように、わけのわからぬ声をたてながら、もがきました。しかし、いくらあばれても、ゾウの鼻は、はなれません。
そのありさまを見ると、小林、井上の二少年も、ノロちゃんの足をつかんで、ひきもどそうとしましたが、とてもかないません。たちまちノロちゃんは、ゾウの頭の上まで、持ちあげられてしまいました。
煙のように
ノロちゃんのからだが、ゾウの頭の上にくると、背中にのっていた怪黒人が、両手をだして、ノロちゃんをだきとめ、ゾウの鼻からはなして、じぶんの前にうまのりにさせました。