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Japanische Klassiker mit Furigana

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さんごくし

三国志

吉川 英治

Lesen Sie 三国志 (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 161.356 Zeichen · 323 Bildschirme

Aozora Bunko

……まず、袁紹を破る計があるなら予のために告げたまえ」

「実は、自分が袁紹にすすめたのは、今、軽騎の精兵五千をひっさげて、間道の嶮をしのび越え、ふいに許都を襲い、前後から官渡の陣を攻めようということでござった。――ところが、袁紹は用いてくれないのみか、下将の分際で僭越なりと、それがしを辛く退けてしまった」

曹操はおどろいて、

「もし袁紹が、君の策を容れたら、予の陣地は七花八裂となるところだった。ああ危うい哉。――して、君は今、この陣へ来て、逆に彼を破るとしたら、どう計を立てるか」

「その計を立てるまえに、まず伺いたいことがある。いったい丞相のご陣地には今、どれくらいな兵糧のご用意がおありか?」

「半年の支えはあろう」

曹操が、即答すると、許攸は面を苦りきらせて、じっと曹操の眼をなじッた。

「嘘をお云いなさい。せっかく自分が、旧情を新たにして、真実を吐こうと思えば、あなたは却っていつわりをいう。――われを欺こうとする人に真実はいえないじゃありませんか」

「いや、いまのは戯れだ。正直なところをいえば、三月ほどの用意しかあるまい」

許攸はまた笑って、

「むべなる哉。