Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

さんごくし

三国志

吉川 英治

Lesen Sie 三国志 (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 161.356 Zeichen · 323 Bildschirme

Aozora Bunko

――もしこの上、あの首を私に賜わり、篤く葬ることをお許し下さるなら、身の一命はおろか、三族を罪せられようとも、お恨みはつかまつりません」

王修ははばかる色なくそういった。

どんなに怒るかと思いのほか、曹操は堂中の諸士をかえりみて、嘆久しゅうした。

「この河北には、どうして、かくも忠義な士が多いのか。思うに袁紹は、こういう真人を用いず、可惜、野へ追いやって、ついに国を失ってしまったのだ」

即ち、彼は王修の乞いを許し、その上、司金中郎将に封じて、上賓の礼を与えた。

幽州(冀東)の方面では、早くも、曹軍の襲来を伝えて、大混乱を起していた。

所詮、かなわぬ敵と怖れて、袁尚はいち早く、遼西(熱河地方)へさして逃げのび、州の別駕、韓一族は、城を開いて、曹操に降った。

曹操は、降を容れ、韓を鎮北将軍に任じて、さらに、并州面の戦況を案じ、みずから大兵を率いて、楽進、李典などの加勢におもむいた。

袁紹の甥高幹は、并州の壺関(河北省境)を死守して、なお陥ちずにあった。

すると、わずか数十騎をつれた二人の大将が、城門まぢかまで来て、

「高君、高君。開け給え」と、救いを呼んでいた。