Japanische Klassiker mit Furigana
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さんごくし
三国志
吉川 英治
Lesen Sie 三国志 (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 161.356 Zeichen · 323 Bildschirme
この古城に、虎髯の暴王が兵をあつめしきりと徐州の残党をあつめておると聞き、さては足下にちがいあるまいと、急にこれへやって来たわけだが」
「そいつは、よく来てくれた。関羽はすでに都を脱して、昨夜からこの城中におる」
「えっ、関羽もおるとか」
「皇叔の二夫人もおいで遊ばす」
「それは意外だった」
糜竺兄弟は、さっそく通って、二夫人に謁し、また、関羽に会って、こもごも、久濶の情を叙した。
二夫人は、人々にたいして、許都逗留中の関羽の忠節をつぶさに語った。
張飛は今さら面目なげに、感嘆してやまなかった。
そして羊を屠り山菜を煮て、その夜も酒宴をひらいた。
けれど関羽は、
「ここに家兄皇叔がおいであれば、どんなにこの酒もうまかろう。家兄を思うと、酒も喉を下らない」と、時おり嘆息していた。
孫乾がいった。
「もう汝南は近いのですから、明日でも、早速あなたと行って、皇叔にお目にかかりましょう」
関羽としては、何よりそれを望んでいたのである。夜が明けるか明けぬうちに、彼はもう孫乾と連れ立って、汝南へ道を急いでいた。
そして、汝南城へ行って、劉辟に対面したところ、劉辟がいうには、