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Japanische Klassiker mit Furigana

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おうべいかっこく せいきょうにっき

井上円了・世界旅行記

井上 円了

Lesen Sie 井上円了・世界旅行記 (おうべいかっこく せいきょうにっき) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 260.015 Zeichen · 519 Bildschirme

Aozora Bunko

ボンベイ着後、ただちに三井物産会社支店長間島氏の宅に入り、数日間これに寓し、もって新年を迎えたり。二十九日早朝、パーシー(火教徒)墓所を一覧す。この宗派は死体を鳥に食せしむる慣習なり。三十日休息し、三十一日、ビクトリア公園および博物館を一見す。当夜、この地にある高等商業学校の同窓会に出席す。

明治三十六年一月一日、間島氏の宅にて元旦の雑煮を食す。よって狂歌を詠む。

正月にそなへる餅も喰ふ餅もみな盆餅と呼ぶぞおかしき

数の子あり、煮豆あり、カマボコあり、本邦の正月に毫も異なることなし。「ボンベイ元旦」の題にて二首を作る。

西竺今朝遇歳元、海風送暖曙光喧、客中早起成何事、遥向東方拝聖恩。

(西竺にて今朝は元旦を迎う。海の風は暖かさを送り、あけぼのの光もあたたかい。旅人は早く起きだして何をするかといえば、はるかな東方に向かって皇恩を祈るのである。)

百発砲声破早晨、異邦猶見歳華新、挙杯先祝天皇寿、不背真為日本民。

(百発の大砲の音が早朝の静けさを破り、異国になお新年の光をみるのである。杯をあげてまずは天皇の長寿を祝い、まことの日本人たるにそむかぬようにしたいものだ。