Japanische Klassiker mit Furigana
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おうべいかっこく せいきょうにっき
井上円了・世界旅行記
井上 円了
Lesen Sie 井上円了・世界旅行記 (おうべいかっこく せいきょうにっき) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 260.015 Zeichen · 519 Bildschirme
朝夕ともに礼拝式あり。
去レ濠旬日未レ看レ山、身在二鵬天鯤海間一、新月一痕檣影淡、穏波万頃汽声閑、行雲含レ雨晴猶暗、游鳥追レ風去又還、屈レ指欲レ知幾週後、繋レ船南亜尽頭湾。
(豪州を去って十日を経たがまだ山も見えず、身はおおとりの飛ぶ空と鯤という大魚がおよぐ海の間にある。新しく月はその一片をかかげ、そのために帆柱も影もおぼろであり、おだやかな波がひろびろとひろがり、汽笛ものどかである。行く雲は雨気をはらんでなおうすぐらく、たわむれの海鳥は風を追うように去ったかと思えばまたきたる。指を折って数えて、いったい幾週を経たのちに、船をとめる南亜南端の港につくかを知りたいと思う。)
五日、晴れ。暁天、二重の虹霓を見る。たちまち驟雨一過、雲天を洗い去りて快晴となる。終日、風をつきて西走す。晩来また驟雨あり。夜に入れば天涯一片の雲なく、ただ半輪の孤月の高く北天に懸かるを望むのみ。満懐雄壮を覚え、快極まりなし。
六旬不レ見夏山青、回レ首客程雲緯経、暮雨一過四涯霽、北天秋月照二南溟一。
(六十日間、夏山の青さを目にせず、みまわせば旅の道のりは雲のかなたの緯度経度をわたる。