Japanische Klassiker mit Furigana
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おうべいかっこく せいきょうにっき
井上円了・世界旅行記
井上 円了
Lesen Sie 井上円了・世界旅行記 (おうべいかっこく せいきょうにっき) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 260.015 Zeichen · 519 Bildschirme
極北の山にしてなおかくのごとし。堆石巌々たるは、ひとり南山に限るにあらず、これより北進するに従い、雪色天にみなぎるを見る。海岸にそいたる地には、往々麦田の漁家を擁するあり。その屋壁ともに赤くして、万緑叢中紅点々たり。
那山残雪白如レ沙、又認渓頭夏色遮、万緑叢中紅点点、麦田薯圃繞二漁家一。
(那の山々は残雪が白砂のようにみえ、また谷のあたりには夏の色彩がおおう。すべて緑の叢中に紅の壁の家が点々として、麦畑と薯畑が赤い漁師の家をめぐっている。)
漁人の小舟を浮かべて釣魚をなすもの、わが船客と互いに呼応して過ぐ。当夕七時半、まさしく寒帯に入る。ときに発砲してこれを報ず。太陽は六時、七時の間は西方にあり、これよりようやく北方に移り、夜十一時日の没するときは、ほとんど正北に近き方位にあり。没後北天紅を吐き、毫も白昼と異ならず。ひとり室外のみならず、室内にても灯なくして書を読むを得。太陽のまさに地平線下に入らんとするや、前夜のごとく波上に光明の一道を漂わし、わが視線に映射し来たる。
雲断天涯望不レ窮、北洋風色入二船※(「木+龍」、第4水準2-15-78)一、水禽収レ影夜将レ半、夕日※(「くさかんむり/(酉+隹)/れんが」