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Japanische Klassiker mit Furigana

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おうべいかっこく せいきょうにっき

井上円了・世界旅行記

井上 円了

Lesen Sie 井上円了・世界旅行記 (おうべいかっこく せいきょうにっき) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 260.015 Zeichen · 519 Bildschirme

Aozora Bunko

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西班尼の山辺に立てる瓦屋は、油画かとそ誤たれける

スペインの名物は乞食の多き一事にして、寺院の門前には群れをなして強請する状あり。よって、さらにまた一吟す。

西班山繞レ海、点点屋成レ紋、何寺塔尖聳、門前乞食群。

(西班の山は海をめぐらし、点々とある家屋はもようをなす。いずれの寺院も尖塔がそびえ、門前には乞食が群れているのである。)

午後六時発錨す。清風暑さを洗い、涼味津々たり。

船窓独坐晩凝レ眸、環レ海青山未レ入レ秋、一榻清風吾事足、半輪月下去二西州一。

(船窓に独り座して夕暮れに眸をこらして見れば、海をめぐる青い山々にはまだ秋がきていない。寝台に清らかな風が吹き、わがこと足れりの思いがする。半輪の月のもと西州を去ったのである。)

九月一日、朝未明、船すでにビゴ港に入る。同港はなおスペインの管内にあり。人口わずかに一万七千なれども、要港の一つとす。市街は一円丘(孤山)をめぐりて上下に隣比し、四層、五層の石屋、あるいは高くあるいは低く、その間に交ゆるに樹木をもってし、また背面に山岳の雲をつきて屏立するありて、すこぶる風致に富む。

船入西陽尾後津、一円邱畔屋成レ隣、回レ首青嶂衝レ雲立、満目風光洗二客塵一。