Japanische Klassiker mit Furigana
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おうべいかっこく せいきょうにっき
井上円了・世界旅行記
井上 円了
Lesen Sie 井上円了・世界旅行記 (おうべいかっこく せいきょうにっき) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 260.015 Zeichen · 519 Bildschirme
(連日船はゆり動き、波は貿易風によって高い。帆柱のかなたなにものも目にふれず、渺々たる水が空に連なっている。)
船泊二亜丁港一(船は亜丁港に泊す)
船泊亜丁港、望迷紅海雲、熱風吹不レ歇、終日酔二炎氛一。
(船が亜丁港に停泊し、望めば紅海の雲にまよわされる。熱をふくんだ風が吹きやまず、一日中ほのおのまがまがしさに酔わされたのであった。)
蘇士晩望(蘇士晩望)
沙原連二両岸一、送レ暑去来風、蘇士船将レ泊、関山夕照紅。
(砂原が両岸に連なり、暑さを運んで風が去来する。蘇士に船は停泊しようとすれば、関のある山は夕日が紅に照りはえている。)
船入二運河一(船は運河に入る)
舟行遅似レ歩、海峡狭如レ川、埃及山何処、平沙望漠然。
(船の進むことゆっくりと歩みにも似て、海峡のせまいことはまるで川のようである。埃及の山々はいずこにあるのであろうか、平らな砂原がはるかに広がっているのをみるだけである。)
地中海上吟(地中海上の吟)
日沈地中海、風定水如レ油、月下認二山影一、不レ知何処洲。
(日は地中海に没し、風もやんで海は油を流したようにおだやかである。月の光のもとに山影をみとめたが、そこがいったいどこの国であるのかわからない。