Japanische Klassiker mit Furigana
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とうじょうのきじゅつし
塔上の奇術師/鉄人Q
江戸川 乱歩
Lesen Sie 塔上の奇術師/鉄人Q (とうじょうのきじゅつし) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 151.766 Zeichen · 303 Bildschirme
ハハハハハ……、きみたちは、それでも、おれをつかまえるというのかね。」
四十面相は、そういって、ズボンのポケットから、金色のピストルをとりだしました。その部屋にふさわしい、きれいなピストルです。かれは、そのまま立ちあがって、つかつかと、部屋のすみへ歩いていきました。
そこに、大きな洋服だんすがおいてあります。かれは、ピストルをかまえたまま、その扉を、サッとひらきました。
中には四十面相の着がえの服がたくさんつってありましたが、そのうしろに、園田ヨシ子ちゃんが、さるぐつわをはめられて、手足をしばられて、うずくまっているはずでした。
四十面相は、つってある洋服を、五つ六つはずしてしまって、そのうしろが見えるようにしました。
すると、思いもよらぬことがおこったのです。
四十面相は、「アッ。」と叫んで、たじたじと、あとずさりをしました。
ごらんなさい、洋服だんすの中には、ヨシ子ちゃんではなくて、白いシャツとパンツの、かわいらしい少年が、つっ立っていたではありませんか。
「き、きみは、いったい、だれだッ?」
四十面相が、あっけにとられて、たずねました。
「ぼく、少年探偵団の吉村菊雄っていうんです。