Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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まつのみさおびじんのいきうめ

松の操美人の生埋

三遊亭 円朝

Lesen Sie 松の操美人の生埋 (まつのみさおびじんのいきうめ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 88.963 Zeichen · 176 Bildschirme

Aozora Bunko

事も立つことも出来ませんで、私は死んで埋められたのではないかと手を撫て見ると、私の手に火打袋が掛っております、これは圖書が野掛に出ます時常に持ちます火打袋で、中には火道具や懐中附木もありますから火道具を出して火を移しますと、傍に燭台も蝋燭もありますから、取敢えず灯を附けて見ますると、私は白木の箱に這入って居りますから、前を見ますと夫圖書が私へ贈りました手紙が一通と傍に懐剣が添えてあります、はて不思議な事と直ぐにその手紙を開きまして、読んで見まして、実に私は棺桶の中に泣倒れて居ります処へ貴方がお出で遊ばして私をお救い下すって、斯ういう処までお伴れ遊ばして、お母さんまでに御苦労を掛けますのも私故で、何とも御親切のお礼の申し様もございませんが、何分私が活き存命えておりますと、他から夫の悪事が露見しても私が申したとしか思われません、左様なりますと私はどうも、仮令悪人でも一旦連添いました圖書に操が立ちませんから何卒自害をさして下さい、左様すれば女の道も立ちます事で、お情にどうぞ懐剣を返して下さい」

と涙ながらに申しました。山三郎はお蘭の話を熟々聞いておりましたが、