Japanische Klassiker mit Furigana
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ぜにがたへいじとりものひかえ
橋の上の女 ――銭形平次傑作選2
野村 胡堂
Lesen Sie 橋の上の女 ――銭形平次傑作選2 (ぜにがたへいじとりものひかえ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 88.573 Zeichen · 178 Bildschirme
さてあの翌る日は、俺が川を捜すと触れて廻ったので、前の晩元吉に舟を出させて、目印の場所から五百両の小判を取出したのだよ。潮来で育ったお銀は、海女のように川を潜る」
「ところで徳三郎はどうなりましょう」
「兄を殺したも同様さ、悪い奴だ。元吉を使って、菊次郎が五百両持って出るのを、お銀に知らせたのだろう、――可哀想なのはお夏さ。良い娘だが、少し我が強くて菊次郎といっしょになる気がしなかったのだろう、――でも自分が好きになれないばかりに、菊次郎があんなことになった、罪亡ぼしのために明神下まで飛んで来たに違いない」
「でも、あの女は大した女でしたね。人魚と言うのは、あんなものでしょう」
「何をつまらねえ、――あれは竹竿で男を撲り殺す女だ。化物だよ」
「それに比べると、お夏は――愛嬌はないが、良い娘でしたね」
どこまで行っても、八五郎の女人礼讃は果てしもありません。