Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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えどまえのつり

江戸前の釣り

三遊亭 金馬

Lesen Sie 江戸前の釣り (えどまえのつり) von 三遊亭 金馬 (さんゆうていきんば) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 106.910 Zeichen · 214 Bildschirme

Aozora Bunko

出た穴を覚えておいて行きに芋ねりをまいておき、帰りに芋ねりを使っておもしろい釣りができた。二十六尾だが型がよく、六寸ぐらいのハヤとヤマベが一尾ずつ出たのもおもしろい。

五時五十九分、大戸発で帰る。

同じ桜どきに、神田釣友会でも、この細でうわずったフナをふかし釣りでおもしろいほど釣ったことがある。初め、しもりの探りで釣り歩いていたが、教わったとおりにオモリを取り、三寸と二寸の二本針、草むらにすわったまま二間半の竿を風に吹かせて流すと、遠くへ流れて人の姿が見えなくなると食う。

「浅いところで釣れますか」などと、ドカドカ長グツで寄ってくる人があると、竿をあげてタバコを取り出し、「出ませんね」と答える。「フナがうわずっているから、これじゃ食いませんよ」と行ってしまう。

竿をふたたび取り直して、遠くへ風で送らせて流すとあたりがある。人がくると竿をあげてまたタバコをすう。マコモの根ぎわに静かにおろすと、一荷ずつ釣れる。

このときも芋ねりをまいたが、外道があたるのでやめた。釣果は二十一尾。初めてのふかし釣りをやって、大あたりでおもしろかった。

近ごろでは、「フナは足で釣れ」