Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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えどまえのつり

江戸前の釣り

三遊亭 金馬

Lesen Sie 江戸前の釣り (えどまえのつり) von 三遊亭 金馬 (さんゆうていきんば) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 106.910 Zeichen · 214 Bildschirme

Aozora Bunko

酢ミソに辛子をつけて、わけぎを細かく切った薬味をつけて置いて行く。親骨と首、腹の大きくえぐったアラはフナコクにしてくれといえばよい。実に手ぎわよく、きれいにやってくれる。大阪だけに、なにごともムダがない。

フナ刺身気のへるほどにアラを出し

三センチから五センチぐらいまでのフナは、ヤキジューの雀焼きか、あっさり煮つけてコブ巻きの中に入れる。俗にフナの小さいのをコブと呼ぶのはこのためだ。

十センチぐらいのフナは、腸ワタを出し、よく洗って水をきり、金網にかけてほどよく焼き、これを陽にあてて干す。からからになったのを甘露煮にするのだが、番茶でゆでこぼす人もあり、鍋の下にコブを敷く人もあり、こげつかないように竹の皮を敷く人もある。

が、そんなことをしないで、フナを鍋にいれたら、フナのかくれるくらいなみなみと水を張り、これをトロ火で水のなくなるほど煮つめる。新規に水をたして、これをフナすれすれぐらいまでになったところへ、醤油と砂糖で適宜に味をつけておいた汁を入れる。初めから醤油を入れるとフナが堅くなる。つやを出すために水アメを入れる人もある。

ほどよく煮つまったころ、火からおろして自然にさます。