Japanische Klassiker mit Furigana
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はいいろのきょじん
灰色の巨人/魔法博士
江戸川 乱歩
Lesen Sie 灰色の巨人/魔法博士 (はいいろのきょじん) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 156.085 Zeichen · 312 Bildschirme
そこへ、明智探偵と中村警部も、やってきました。中村警部は、宝冠がとりもどされたのを見ると、小林少年の肩をたたいて、ほめたたえました。
「やあ、えらいぞ小林君、それから少年探偵団の諸君、きみたちのおかげで、三人の犯人がつかまったし、宝冠もとりもどせた。警視総監にほうこくして、ほうびを出さなけりゃなるまいね。」
それから、明智探偵の方をむいて、
「これも、明智さんの、さしずがよかったからです。助手の小林君が、てがらをたてて、あなたもうれしいでしょうね。これで、さすがの灰色の巨人も、ぜんめつです。」
しかし、そうほめられても、明智探偵は、なんだか、うかぬ顔をして、こんなことをいうのでした。
「いや、ぜんめつしたと考えるのは、まちがいです。ほんとうの犯人は、まだつかまっていないのです。」
「えっ、つかまっていない? じゃあ、あの大男はなんです。これこそ灰色の巨人じゃありませんか。」
「いや、それが、まちがいのもとですよ。みんな、あの大男を灰色の巨人だと思いこんでいるが、どうもそうではなさそうです、ほんとうの犯人は、かげにかくれて、あんな大男をつかって、われわれを、ごまかしていたのです。