Japanische Klassiker mit Furigana
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はいいろのきょじん
灰色の巨人/魔法博士
江戸川 乱歩
Lesen Sie 灰色の巨人/魔法博士 (はいいろのきょじん) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 156.085 Zeichen · 312 Bildschirme
四十面相は、すっかり、ゆだんしていたので、この、うしろからの攻撃には、なんの手むかいもできず、まんまと、両手をしばられてしまいました。小林少年は、リスのように、すばしっこく働いて、つぎつぎと、はりがねをとり出し、あっというまに、四十面相の両ほうの足くびをしばり、ひざをしばり、まったく、身うごきができないようにしてしまいました。
これが怪人四十面相のさいごでした。あとは、かれを警察にひきわたせばよいのです。
ヘリコプターは、にわかに、方向をかえて、東京のまちにむかいました。そして、四十分もたたないうちに品川駅が、目の下に見えてきました。それから、新橋駅、東京駅、日比谷公園、警視庁。
ヘリコプターは、警視庁の上空を、グルグルと、せんかいしながら、だんだん高度をひくめていきました。警視庁の屋上や中庭に、たくさんの警官が出て、ヘリコプターを見あげています。「四十面相をたいほした。このヘリコプターは、警視庁の中庭に着陸する。明智小五郎」と書いた紙を、プラスチックの筒に入れて、なげおろしたからです。
ヘリコプターは、いくども、せんかいをつづけたあとで、しずかに、中庭に着陸しました。