Japanische Klassiker mit Furigana
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はいいろのきょじん
灰色の巨人/魔法博士
江戸川 乱歩
Lesen Sie 灰色の巨人/魔法博士 (はいいろのきょじん) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 156.085 Zeichen · 312 Bildschirme
小林団長と四人の少年と、不二夫君とは、みんな蔵の中にはいって、すみずみに身をかくし、金庫をまもることになりました。不二夫君のおとうさんの山下さんも蔵の中にはいって、扉をピッタリしめ、その入口にいすをおいて、がんばっているのです。三人の警官は、蔵のまわりの庭を警戒することにしました。
庭はもう、夕やみにつつまれています。そのうす暗い木立ちの中を、三人の警官は、四方に目をくばりながら、グルグル歩きまわっていました。
「おやっ、あれはなんだろう。ネズミぐらいの大きさだが、あんな金色のネズミはないよ、ほら、あの蔵の窓の下だ。」
ひとりの警官が、目ばやく、それを見つけて、ほかのふたりにしらせました。
三人の警官は、おもわず立ちどまって、そのほうを見つめました。うす暗い中にも、蔵の白っぽい壁は、まだよく見えます。その壁を、金色の小さなものが、スルスルと、よじ登っているでは、ありませんか。
よく見ると、けものでも、鳥でも、虫でもありません。人間の形をしているのです。二十センチぐらいの、金色の西洋のよろいを着たこびとです。顔も頭も金色です。
「あいつだ。ここのうちの子どものいったのは、ほんとうだった。