Japanische Klassiker mit Furigana
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はいいろのきょじん
灰色の巨人/魔法博士
江戸川 乱歩
Lesen Sie 灰色の巨人/魔法博士 (はいいろのきょじん) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 156.085 Zeichen · 312 Bildschirme
二十センチぐらいの黄金怪人が、ジージーと音をたてながら、地面を歩いているのです。
「どうだね、うまく歩くだろう。これは新発明の魔法人形っていうんだ。ゼンマイじかけじゃないよ。無線そうじゅうでもない。もっとふしぎな秘密のしかけがあるんだ。どうだ、一つ買わないかね。やすいよ。一個たった百円だ。」
じいさんは、そんなことをいって、ジロジロと、少年たちの顔を見まわすのです。
小さなしまのハンチングを、チョンとかぶり、太い黒ぶちのめがねをかけ、鼻の下には、白いひげが、口をかくして、長くたれています。あごひげはありません。二十年もまえにはやったような、黒の背広をきて、小さな台の上にこしかけているのです。
金色の歩く人形が百円なら、やすいものですから、四人の子どもが、それを買いました。
「うん、それっきりか。もうあとの子は、おこづかいを持っていないのだね。よしよし、またあした、やってくるからね。それまでに、おかあさんにおこづかいをもらっておくんだよ。」
じいさんは、地面においてあった残りの人形を白い箱にいれ、こしかけていた台を、小さくおりたたんで、これも箱の中にいれ、箱についている太いひもを首にかけて、箱を胸のまえにさげると、よっこらさと、立ちあがりましたが、まだそこの地面に、さっきの人形が一つだけ、ジージーと、歩きまわっ